名前 昨夜、記憶していた3年3組の名簿が早速役に立った。病気でお休みになった先生の代わりなのだから、自然に授業に集中してもらわないと、話にならない。 『おはよう!教科書どこまで行ったのかな?誰かわかる人?』「えーっと・・109ページまで一応終わってます」『ありがとう!じゃあ、少しだけ復習してみるか・・はい、教科書を閉じて!』「え?」『聞こえなかった?I said, close your textbooks!』「おお!」 『いくぞ!103ページに大学の先生が二人います。誰かな?』「えーっ!」「わかった!あれだ!ノーベル賞の・・・」『いいぞ!』「山中博士!」『ピンポン!順、正解!!』「えーっ!なんで名前分かるの?」『なんでって・・・自己紹介しなかったっけ?』「してないよ!」『そうだっけ、蛍』「えーっ!!」「なんで、なんで!!」『普通、一日で覚えるだろ!』「そんな先生いないよ」『俺はレベルが高いからなあ・・・』笑い。これだけのことで、最初のクラス3年3組は魔法にかかった。その魔法はどんどん伝染し・・・隣のクラスも、その隣のクラスも・・・久しぶりに真面目に理科の授業をやった。明日からは、実験も始まる。準備にも気合を入れて頑張るとしよう。
休み時間 実験は一度準備すると、何回も使えるから楽だ。でも、授業そのものが少し遅れているから、のんびりとはしていられない。『休み時間、準備室に来ていいぞ!』「アポーペン!」『他の教科の質問でも受け付けるぞ!』「ペンパイナッポーアッポーペン!」そして、現代っ子達は本当に遊びに来た。「Takayan! What kind of food do you like?」『What kind of food do I like?』「うん」『和食かな・・・』「ふーん」「Takayan! How many girlfriend do you have?」『How many girlfriends do I have?』「apple pen!」『難しい質問だねえ・・・』「そうなの?」『嘘ぴょん!』「何それ?」『知らないの?嘘ぴょん。。。』「apple pen!!」