Diary 2004. 9
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9月1日 (水)  「たかやん議員日記」2004.第168弾!

「たかやん議員日記」2004.第168弾!  9月1日(水)

研修
この夏休みは研修が大変だった!と友達の先生たちがこぼす。「林間学校の途中に研修だからと帰されてかわいそうだったなあ。」とか「何よりも研修優先なんですって!」とかいう声がたくさん聞こえてきた。本末転倒なのだ。子ども達の為の研修なのに、こどもを置いて研修はないだろう。そして研修を受け持つのが「子どもと一緒にいた経験が少ない教師」ばかりだから困るのだ。まあこれは新座市の問題ではなくて県レベルの問題なのだけれど。教師はもっと外の世界を見なくてはいけない。そしてもっと自分の授業を外部の人に見てもらわなくてはいけない。


9月2日 (木)  「たかやん議員日記」2004.第169弾!

「たかやん議員日記」2004.第169弾!  9月2日(木)

ニュース
イラクではネパール人の人質が12人も一度に殺された。ロシアの北オセチアの小学校で子ども達が人質になった。チェチェン紛争は弾圧、テロ、弾圧、テロの繰り返しになってきた。そして子ども達が今犠牲になろうとしている。新学期が始まりさあこれからという時に、子ども達は今どんな思いでこの瞬間瞬間を過ごしているのだろう。
世界中の大人達が今どうかしているのだ。戦争をけしかけ、報復のテロをしかけ、人質をとり、そして憎しみの連鎖が続いていく。世の中に死んでいい人など一人もいないのだ。殺されていい人など一人もいないのだ。


9月3日 (金)  「たかやん議員日記」2004.第170弾!

「たかやん議員日記」2004.第170弾! 9月3日(金)

議場
もう3回目の議会だというのに、初日は緊張感のような何かを感じる。まるで、新任の時に夏休み明けの教室に入った感じのようだ。僕は人の前で話すことが苦手だったから、新学期はいつも緊張していたのかも知れない。人間は分からないものである。人前で話すことと、文章を書くことが大の苦手だった僕が、人前で話す仕事をし、そして毎日文を書いているのだから・・・・。
今日の議会は全然予定通りには進まなかった。議運が長引き、議会で暫時休憩が入り、そして全員協議会でも暫時休憩・・・教育委員会の先生たち5人の訪問はもう4時を過ぎた頃になってしまっていた。

英会話担当のA先生は魅力的な人だった。教育を熱く語る人を見ていると、嬉しくなってくるのだ。応援したくなってくるのだ。教育に必要なのは「熱」だと僕は思っている。子ども達の心はその「熱」で動くのだから・・・・。「熱」は目には見えない。だけどそれは必ず人から人へ移っていく。

打ち合わせは決して満足できるものではなかったけれど、何となく気持ちがよかったのは教育委員会の先生方の「熱」を感じたからかも知れない。


9月4日 (土)  「たかやん議員日記」2004.第171弾! 

「たかやん議員日記」2004.第171弾!  9月4日(土)

広い視野で
日本という国は資源に乏しい。穀物自給率も先進国の中では極めて低い。そんな日本が世界で生き残るには「頭脳」しかないのかも知れない。しかしその頭脳が今ピンチに・・・・教育のレベル低下は日本全国の問題だろう。分数ができない中学生、三単現のSも分からない高校生がたくさんいるのは何も新座市だけの問題ではない。だからといってそのままでいいというわけは無い。今の学校の実態をよく見てどうしたらいいかを真剣に考える必要があるのだ。
新座市内の中学に勤める友人に「英会話はどうなんですか?実際は・・・。」と聞くと『どこも大変らしいよ。子ども達も全然やる気ないしね。英会話の先生も半分ノイローゼみたいになってるよ。』子ども達からも話は聞いているから、うまくいっていないことは分かってはいるけれど・・・・総合学習と同じように先生達の評判はよくない。じゃあどうしたらいいのか・・・・それこそここで頭脳の出番なのだ。子ども達がやる気になるにはどうしたらいいのか、先生たちがやる気になるにはどうしたらいいのか・・・みんなで一生懸命考えればいい。手はいくらでもあると思う。カードは1枚ではない。それにはまず普段の授業を隠さず見せることだ。みんなに見てもらって、みんなの知恵をかりることだ。人の意見を聞くことは恥ずかしいことではない。自分の視野を広げることだから・・・・・。


9月5日 (日)  「たかやん議員日記」2004.第172弾! 

「たかやん議員日記」2004.第172弾!  9月5日(日)

テニス
僕が五中や六中でテニスを教えることにのめり込んだのは、大学3年の時にテニスを止めたからかもしれない。インカレに行けないまま、僕は教職の道を選びテニスを捨てたのだ。その時は「教師」になることの方が僕の中では大きかったから後悔はしないと思っていたけど、一度テニスを始めてみると、テニスをしたい、教えたいというエネルギーはかなりのものだった。
教師をやめてからも六中のテニスコートで毎日ボランティアでテニスを教えていたのも、そのエネルギーは多分その時のことがあるからだと思う。自分の果たせなかった夢を子ども達に託していたのかも知れない。そうでなかったら、あんなに自分の時間を割くことはできなかっただろう。
ところがこの間北海道へ行ってから、自分の中の何かが少し変化してきたのだ。それは自分のためにテニスをするという単純なことだった。人にテニスを教えるのではなくて、自分がテニスを楽しむ。自分が夢中になってボールを追いかける。その楽しさを僕は先輩達に教わった。北大のコートでボールを追いかけているとあの頃の自分の気持ちになってしまったのだ。
僕は今日新豊テニスクラブの浜中さんと久しぶりにシングルスをやった。久しぶりの試合のせいもあったけど、何だかワクワクしてしまった。結果は2−6だったけど、一生懸命ボールを追いかけて、声を出して、塾のことも議会のことも忘れて・・・とっても気持ちがよかった。教え子達がたくさんコーチになっている。もうバトンタッチしてもいいのかもしれない。


9月6日 (月)  「たかやん議員日記」2004.第173弾!

「たかやん議員日記」2004.第173弾! 9月6日(月)

悲しい事件が続く
ロシアでは小学生達が数百名も殺された。日本でも小学校3年生の女の子が何者かに殺された。僕らの「未来」が殺されている。親の嘆きは計り知れない。空がそういう目にあったら・・・考えられない・・・胸が苦しくなってくる。
チェチェンの子ども達をロシアの戦車がひき殺したのが原因だとしたら、ロシアのとっている政策は間違っている。僕らの「未来」が死んだら、何を主張したって間違いなのだ。誰にも「未来」を殺す権利はない。


9月7日 (火)  「たかやん議員日記」2004.第174弾! 

「たかやん議員日記」2004.第174弾!  9月7日(火)

すぐに対処します
石神3丁目の道路に夜間に点滅する装置がある。その装置の電池の寿命は3年なのだが、2週間前に切れたらしい。市役所の職員が見に来て「すぐに対処します!」と言って帰って行き2週間が過ぎても何も変わらない。どうなっているんだい?というお叱りを受けた。早速市役所にでかけて5階の道路整備課へ行くと、「バッテリーを注文したのですが、時間がかかるらしいです。」という返事だった。バッテリーが3年の寿命なら前もって注文し、交換して欲しいと思うのが市民の感覚だ。その場所は以前真夜中に車が突っ込みお店の脇のポールが折られたところ。道路から少し出っ張ったようになっているので危険な箇所なのだ。市民はすぐに対処することを期待しているのだ。自分も含めて行動することが大切だと思った。


9月8日 (水)  「たかやん議員日記」2004.第175弾! 

「たかやん議員日記」2004.第175弾!  9月8日(水)

道路
今日はたくさんの女子大生が議会の傍聴に来た。傍聴人が多いと居眠りが少なくなるような気がする。
今日のメインテーマは「平成16年度一般会計補正予算」一番大きなところはやはり「都市計画道路東久留米・志木線」の街路事業費だろう。補正額は12億2284万千円。事業用土地購入費だけで12億2116万8千円というスケールの事業である。
市長は「街づくりは道路から」というが、もう市民は道路など作ることを期待してはいないと思う。市民が期待しているのは「安全な歩道」であり、「くつろげる公園」だと思う。いくら国から4億7200万円の補助が降りるといっても、5億1800万円の借金を新たにして、一般財源から1億8904万3千円をつぎ込もうというのは普通ではないと思うのだ。そしてその道路の総工費は約50億円というから驚きだ。石神小と六中の間を抜けるというだけでも、僕は子ども達の登下校の事故が心配である。
新座市の市民一人当たりの公園の面積は埼玉でワースト1位か2位らしい。そういう意味からもこれからはお金の使い道を工夫して、本当に市民から喜ばれるようにしないといけないと思う。「安全な歩道」「くつろげる公園」そして「安心してまかせられる学校」こそが必要なのだ。新座市に新しい道路はもういらない。(公園や歩道なら新座市内の業者だけでやれると思うし・・・・。)僕はそう思う。


9月9日 (木)  「たかやん議員日記」2004.第176弾!

「たかやん議員日記」2004.第176弾!  9月9日(木)

今日は傍聴人が一人だけだったせいか、船を漕いでいた人がたくさんいた。僕らはとにかく毎回が勉強だし、緊張感があるので、そんな芸当は到底できない。僕は幸弘の質問に感心したり、他の議員の質問に(ああそういう風に見るわけね、この数字は・・・)と感心したり・・・・。さあ、質問するぞ!と思ったら、その議題は終わったあとだったり・・・・何をやってるんだろうと思ったりもするが、これも勉強なのだ。
現在午前0時16分。明日の委員会に向けて、これから勉強のたかやんである。


9月10日 (金)  「たかやん議員日記」2004.第177弾! 

「たかやん議員日記」2004.第177弾!  9月10日(金)

市内視察
今日は文教委員会で市内視察にでかけた。防災基地、新座墓苑、片山小、石神小、陣屋小、野鳥の森の5箇所を見てまわった。埼玉県の防災基地は栄小の向かい側。かなり広い面積なのだが、普段は門が閉まっているらしく、今まで気付かない場所だった。ヘリポートがあったり、乾パンや水の貯蔵庫があったり・・・・普段使わないのなら運動施設にしておけばいいのにと思った。新座墓苑はかなり広かった。「昔はここで草競馬をやったんだよ。」と並木平八議員。「昔はこの川にも鰻はいたし、フナや鯉はいたし、水はきれいだったなあ・・・ここで川をせき止めて、田んぼに水をやったんだよ。僕らはここで泳いだんだ。」と平八議員。片山小では「昔はここにしかなかったんだよ、小学校はね。」と小池議員。二人とも昔の新座のことを実によく知っている。平八議員に『生き字引ですねえ。』というと笑っていた。
石神小では知り合いに会えて、何だか嬉しかった。子ども達もかわいいし、ちょっぴり昔の気分に戻りかけていたら、「邑議員、目が先生の目をしていますよ!」とからかわれた。陣屋小でも教え子のお父さんのM校長先生と会えた。授業がメチャクチャ上手な先生で僕が憧れていた先生でもある。
野鳥の森でも五中時代の教え子のK君に会えた。いろんな人に会えて幸せな視察だった。

お昼は幸弘が委員会を終わるのを待って、二人でうどん屋へ行った。幸弘といるともう喋りっぱなしで面白くてしょうがない。

委員会が終わると大雨。大佑が「自転車なんですよ。」というから家まで送っていった。大佑の実家は見覚えのあるマンションだった。二中時代に家庭訪問に行ったことがあったのだ。驚いたことに大佑の家はその家の上らしい。刷新の会は全員と何らかの形で繋がっていて面白い。


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